アトピーで悩んでいる方へ、光線療法のすすめ。

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【この記事は治療前治療後の画像がありますので注意してください】

今まで何本のクリーム、薬を使ってきたかわかりません。
この写真のカレンドラクリームもよく使っていたものの一つです。
とても良い匂いで好きでしたが、すぐ使い切ってしまうので経済的に厳しくなり使うのをやめてしまいました。

アトピーと私

私は0歳でアトピーと診断されてから、良くなったり悪くなったりを繰り返しました。
いつもどこかしら血がでていて、白い服を着ようものならすぐ血まみれになりました。
小さいころは関節の内側だけだったものの、成人してからは頭皮や手の甲、足の裏も含め全身に症状が出て入院したこともあります。
就職してからは満員電車で自分の周りだけ空いていたり、近くにいた知らない人に「汚い」「うつるからあっちいけ」などと心無い言葉を浴びせられたりして駅で泣いたこともありました。
※ご存じの方も多いとは思いますが念のため。アトピーは感染する病気ではありません。

治療法変更のきっかけは結婚

私が治療法を変えようと思ったのは結婚したことがきっかけでした。式はしていないものの、写真が撮りたいと思ったからです。
光線療法は様々な友人から聞いて知っていましたが、日光に当たると水ぶくれができるので私には向かないだろうとなんとなく思っていました。
入院していた病院にそのまま診てもらっていましたが、地元で光線治療が受けられる病院を見つけたことで一歩が踏み出せたのです。
「紫外線にアレルギーがある人でも、現在の光線療法は特定の波長を照射するので合う場合がある」という医者の言葉を聞いて、それならやってみようと2016年9月から光線療法を開始しました。

どんなことをするのか

使用する紫外線の種類によっていくつか種類があるようで、私が行っているのは「ナローバンドUVB療法」です。
皮膚がピリピリするかもと最初はすごく怖かったのですが、日焼けサロンのような大型の機械に入り1分程度立ったまま紫外線を浴びるだけでした。
下着もつけない状態ですが、紫外線を浴びてる間は少し温かく感じます。痛みはありません。
ただし顔にプロトピックという免疫抑制外用薬を塗っている方は、顔を覆う必要があります。
私の場合は症状が全身に出ていることと、足の裏にも症状があるので全身と足の裏と2回に分けて浴びています。
保険が効くので1回1000円程度で済みます。2回浴びていても料金は同じです。

効果が出始めた

1ヶ月くらい通った時点で、もう私の皮膚はだいぶ変わっていました。
乾燥した皮膚がぽろぽろ落ちて(落屑といいます)床にたまっていくことが多かったのですが、皮膚が落ちなくなってきたのです。
アトピーを経験された方なら、掃除しているそばから落ちていく皮膚を見て悔しい気持ちがおわかりでしょう。
10年以上は悩まされていた落屑がなくなったというだけで、アトピーから解放された気分でした。

【治療前治療後の画像】


これは2015年10月と2017年1月の写真ですが、こうやって手の写真を比べるだけでもだいぶ変わったのがわかるかと思います。かさぶたどころか、赤くなっている部分がないのです。

まだ「きれい」とは言えないけど

一時期よりはかなり良くなり、色素脱失はあるものの個人的にはきれいになったと思っています。
24時間悩まされていたかゆみも、運動した後やお酒を飲んだ後などだけでぐっと減りました。
白い服が着られるようになりました。パジャマやシーツに血が付くことがなくなりました。普通のことがこんなにうれしいなんて!!!
「日光で水ぶくれができるから光線療法なんてもってのほか」と敬遠していたままだったら、今こんなに良くならなかったでしょう。
最近は非常に幅の狭い波長だけを照射できるようになりましたので、昔やってみてダメだったからという方も今の機械なら合うかもしれません。
症状がひどくて苦しんでいる方、物は試しに受けてみてはいかがでしょうか。

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